損害賠償条項
損害賠償条項の例
甲または乙は、その責めに帰すべき事由により相手方に損害を与えた場合、甲または乙は相手方にその損害を賠償する。
この条項は、特に気になる点はないとも思えます。相手に損害を与えたら、加害者(損害を与えた方)は賠償するというのは当たり前のことではないかと感じたのではないでしょうか。
しかし、加害者側(損害を与えた方)がこの条項が記載された契約書の雛形を使用した場合、加害者側(損害を与えた方)にとっては悲惨な結果になるかもしれません。
すなわち、契約書の雛形によく見られる上記の条項は、被害者が被った損害のすべてを、加害者が賠償しなければならない可能性があります。 たとえ数千万でも数億でも。